段位認定大会で教室生が初段取れた

みなさん、こんにちわ。
イッシーです。
今回は囲碁教室生で指導を開始して1年半で5級→初段を取れたお話です。
年齢は20代前半のフリースクールの大学部です。

目次

大会場所は日本棋院

日本棋院が主催している大会で3勝1敗で初段の免状を半額で手にする権利を得たことで初段に到達しました。

5級から初段になるまでの道のり

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5級から指導をスタート

1年半前に囲碁教室講師として週1回2時間30分で担当し始めました。
筆者の囲碁教室の他に2つ通ってました。
週3で合計8時間弱の勉強量があったので、結果はあくまで筆者だけのサポートの力だけではありません。
3つの囲碁教室のサポートが手厚かったからこその結果だと思っています。

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まずは本人の性格や碁の内容を知る

コミュニケーションを取ることが苦手な感じでしたが、徐々に自分の意見を言えるようになってきました。
碁の内容は難しい局面になると考えることを放棄してしまい、取られてはいけない石を簡単にとられてしまいあっさり負けてしまうことも多々ありました。

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目標を聞いてみる

囲碁教室でどのような環境で学びたいかを聞きました。
そこで、初段になりたいと言ってきたので今の時点で足りない知識や今後勉強していく内容について話しました。
それでも頑張って勉強したいとのことだったので、棋力向上のための指導を始めました。
ここまでは囲碁教室に通い始めて1カ月かからないくらいです。(個人差はあります)

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指導1:難しい局面になった時に考えさせる

碁の内容を見る限りでは、考えることさえできればそれなりの回答ができるのではないかと考え、難しい局面になったときに「ここは考えてごらん」といった形で考えないといけないポイントで考えさせるトレーニングをしました。
正解を考えさせるわけではなく、考えた結果、どうわからなかったのかを重要視してまずは考えることの大切さを学ばせました。

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指導2:対局指導のみでは難しかったので問題演習で考える習慣づけ

棋力に相当する知識量が足りていなかったので詰碁や手筋の問題を解く勉強を採用しました。
正解にたどり着くことが目的ではなく、考えて自分の答えを出せたかを重要視し、正解か不正解かは結果だけに過ぎないので考えることを優先させました。

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少しずつ考えられるようになるも壁にぶつかる

考えられる習慣がつき始めてからは碁の内容が大分安定しました。
難しい局面の中でも考えられるようになる場面が増えてきて、自分で答えを出せるようになってきました。
ですが、まだまだ少し考えれば生きれるところを簡単に取られてしまったりしていたので壁にぶつかったような感じでした。
ここまでで約1年です。
この時の棋力は3級~1級といったところでした。

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突然覚醒する日がやってくる

STEP4~STEP5を繰り返していくうちに自分の中で腑に落ちたのか碁が歴然として良くなる日がやってきました。
人によっては初段はあるとか言ってもらえるようになって、認定大会で初段を勝ち取れました!

最後に

筆者としては初段は厳しい闘いになると思っていました。
初段の手合いでは筆者に勝つことは厳しかったのと、1級の生徒と良い勝負ということもありました。
ですが、本番に強く結果を出してすごいなと思いました。
親御さんに報告したのち、初段の免状を1万6500円で即買いしてたので、本当に目標達成したんだなと思い感動させられました。
ここまで結構厳しいことを言うことが多かったので「よく頑張りました。」と言っておきました。
これからまだまだ棋力向上に努めていきたいとのことだったので努力量がすごいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

イッシー
六段免状有
囲碁インストラクター(初級者~有段者)
筆者の実体験を記事にしています。
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